【次世代たばこデバイス】「スティック」と「リキッド」を併用する『リルハイブリッド』を使ってみた! 吸い応えは良いが……


加熱式たばこは、アイコス・グロー・プルームテックの3つのブランドがしのぎを削っている。業界首位のアイコス(フィリップ・モリス・ジャパン)が、グロー・プルームをさらに突き放す勢いで、新しいデバイスの販売を開始する!

その製品「リルハイブリッド(lil HYBRID)」はこれまでの加熱式たばこデバイスの概念を覆す、まったく新しい製品だ。大きな特徴は、たばこスティックとリキッドを併用すること。では実際の吸い応えはどうなのか? 試してみたぞ!

・宮城と福岡で先行限定販売

この製品は2020年10月26日より宮城・福岡県内限定で販売を開始する。他県での販売については今のところ(2020年10月23日現在)未定だ。販売価格は税込6980円。サンプルを借りたので、製品とたばこスティック・リキッドカートリッジについて紹介し、率直な感想をお伝えしよう。

この製品は韓国のたばこメーカー「KT&G」の製品だ。韓国以外で販売するのは日本が初めてとのこと。長さ約11センチ・幅約2センチ、アイコス3マルチをひとまわり大きくした感じで、手にすっぽりと収まるサイズ感だ。

重さはアイコス3とほぼ同等で、サイドにディスプレイ。

本体上部(キャップ部分)にスライド式のフタがついており、喫煙時にはここに専用たばこスティックを挿入する。

喫煙するためにはリキッドカートリッジも必要だ。

キャップを外してカートリッジを装着する。なおカートリッジは1個税込60円、1つのカートリッジで20本分のたばこスティックを吸うことができる。

・スティック挿入で自動起動

専用たばこスティックは3種類。スムースな吸い応えの「レギュラー」、爽快感のあるメンソールフレイバーの「アイス」。果実味を感じさせるフルーティメンソールの「ミックス」の3つ。価格はいずれも500円。

たばこスティックはアイコスのものと違い、真下にY字の穴が開いている。加熱方式が違うので、たばこスティックの形状も異なっているのだ。アイコスはホルダーの内部にブレード(芯)があり、ヒートスティックにこれを刺して加熱している。それに対してリルハイブリッドは、たばこスティックを周辺から加熱し、気化させたリキッドを通す。

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そのため、アイコスとリルハイブリッドには互換性がないので、間違ってたばこスティックを差し込まないように注意したい。なお、加熱温度はアイコス350度、リル160度となっている。

本体にはオンオフのボタンがなく、たばこスティックを挿入すれば自動起動する。

加熱時間は約25秒。加熱終了10秒前からディスプレイにカウントダウン表示される。

加熱が完了したら「14」という数字が表示される。これは14回パフ(吸い込み)できることを示している。1度の加熱で14回パフ、もしくは4分20秒経過すると電源がオフになる。また残りの吸い込み回数が表示されるので、喫煙が終わるタイミングを正確に把握することが可能だ。

・吸ってみると……

実際に吸ってみると、吸い応えは十分にある。リキッドの蒸気が発生するので、煙の量は言うことなしだ。焦げ臭い感じもなく味はまろやか、アイコスよりも喫味が柔らかい

また、吸い終わったスティックは全然匂いがしない。アイコスの場合は喫煙終了後にスティックを取り出すと、不快なニオイが発生する場合がある。リルにはそれがない。さらにうれしいのは、定期的なクリーニングが不要であること。スティックのカスも出ないので、かなり清潔感がある。

・率直な感想

ファーストインプレッションとしては好感触! アイコスの気になる点を全部カバーできているように思う。だが、実際に普段から使うとなると、気になることもある。

まず、たばこスティックとリキッドを買わなければいけない点。ただでさえ加熱式たばこの品数が増えている中で、お店の人に「リルハイブリッドのたばこスティックとリキッドをください」と言ってスムーズに伝わるのだろうか? これはリルハイブリッドだけの問題ではないが、どうしても不安がある。そもそも、2つ買うのは面倒くさい。慣れなのだろうか?

それからもう1つ気になるのは、パフ数の表示だ。個人的には、あと何回吸えるかを気にしながら喫煙していたら全然気が休まらない。表示されることで助かる人だっているのだろうが、気づいたら吸い終わってたくらいな感じでたばこを吸いたいと、私(佐藤)は思う。

……と気になる点を述べたが、先に述べたとおりリルハイブリッド自体は好感触。好みは人それぞれだが、特に紙巻きタバコから加熱式に移行しようとする人には向いているのではないだろうか。味も煙もしっかりしているので、 “初めての加熱式” としては良いかもしれないぞ。

全国発売がいつになるか不明ではあるが、今後コンビニや家電量販店、オンラインでも取り扱いが行われるだろう。その日までお待ちあれ! なお、喫煙は二十歳になってからだぞ!

取材協力:フィリップ・モリス・ジャパン
参照元:PRTIMES
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24