【韓国以下になった日本の平均年収】「世界一勤勉」なのになぜ日本人の給与は低いのか


yd_money1

0 :ハムスター速報 2021年3月9日 17:00 ID:hamusoku
「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか

 先週、SNSで「日本は韓国よりも貧しくなった」という文春オンラインの記事が大きな話題になった

 OECD(経済協力開発機構)の調査によれば、2019年における日本人の平均年収は3万8617ドル。米国(6万5836ドル)、ドイツ(5万3638ドル)など先進国から大きく下回っていることはいつものこととして、なんとお隣の韓国(4万2285ドル)にまで抜き去られてしまったと紹介したこの記事は大きな反響を呼び、Twitter上では「韓国以下」などの文言がトレンド入りを果たしたほどだった。

 韓国といえば、いまだに財閥支配が強いように、日本人がドン引きするほど強烈な貧富の差があることで知られている。若者の失業問題も日本以上に深刻で、18年から最低賃金を引き上げたら失業者が増えたとか、コロナ禍で1999年の統計作成以降、最多の失業者数となったなんてニュースもあった。

そんなシビアな経済環境にいる韓国人より、実は日本人のほうがおしなべると「貧しい」と言われても、すぐに受け入れられない人も多いだろう。なかには「こんな調査はデタラメだ」「日本の豊かさは数字で測れるものではない」などと現実逃避をしてしまう方もいらっしゃるかもしれない。

 ただ、残念ながら、これは為替や物価の影響をすべて考慮した購買力平価を用いたドル換算の調査なので、シンプルに各国の賃金の高さを示している。もちろん、先ほども触れたように韓国経済も問題山積なので、「賃金は低くても韓国よりはマシだ」なんて感じで屁理屈をこねて自尊心を保つことはできる。しかし、それでも「日本が貧しい」という事実自体は動かしようがないのだ。

 そこでやはり気になるのは、なぜ日本がここまで貧しくなってしまったのかということだ。

 ただ、あらゆる原因に影響を与えている本質的なところでは、日本人が自他ともに認める「世界一の勤勉さ」がかなり罪深いのではないか、と個人的には考えている。こんな発言をすると、ご立腹の方もいらっしゃると思うが、「日本人の勤勉さ」は世界に誇るべき美徳であることになんの異論もない。

Sponsored Link

 が、一方で勤勉さや真面目さには大きな副作用がある。決められた仕事を忠実にこなすことや、命じられたことをコツコツと続けることは得意だが、頭がコチコチなので何か問題が発生した際に対応を変えられない。

例えば、コロナ禍になってから「これからはテレワークだ!」と数カ月くらいは大騒ぎしていたが結局、今は電車には通勤するビジネスパーソンが山ほどいる。「いよいよ日本もDXの波がきた!」という言葉はよく聞いたが、いまだに紙の書類にハンコを押し、紙の領収書をペタペタと貼って経費精算している企業が日本中にたくさんある。

 そんな「世界一の勤勉さ」の副作用が、日本をじわじわと貧しくしているのではないか、ということが言いたいのである。

この負のスパイラルがもっとも強烈に、もっとも露骨に出てしまっているのが「日本の産業構造」だ。

日本人の賃金が先進国の中でも際立って低いのは、今さら説明の必要がないだろう。では、なぜ日本の賃金は過剰なまでに低く抑えられてきたのかというと、企業側が過剰なまでに賃上げをしてこなかったからだ。

 当たり前の話だが「賃上げ」は資本主義社会のなかでは、当然のように進められていかなければいけない。企業が成長をすれば、労働者に還元をする。それで経済がまわって、国民全体の豊かさも向上していく。実際、日本以外の先進国や、経済成長を果たしている新興国を見ればちゃんと賃金は上がっているのだ。

では、そんな当たり前のことがなぜ日本企業はできないのか。「デフレで成長できない」とか「法人税が高すぎる」とかなんだと個別の事情はあるが、全体的なことでいえば間違いなく、小さな規模の会社が過剰に多いからだ。約421万の日本企業のうち、中小・零細企業は99.7%を占めており、労働者のおよそ7割が働いている。

中小・零細企業はどうしても賃金が低くなる。もともと資金繰りも苦しいことに加えて、会社の規模からしても輸出や研究開発に力を注げないので、どうしても昔ながらのビジネスモデル、昔ながらの顧客を大事にする現状維持型の稼ぎ方になってしまう。人口減少で内需が縮小していくなかで、厳しい戦いを強いられているので賃上げどころではないのだ。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2103/09/news052_2.html

続きを読む
元記事で続きを読む